みなさんこんにちは、江南市すぎもと歯科です。
新年度がはじまりましたね。
新しい環境のなかで新生活をはじめられた方もいらっしゃると思います。
無理せずご自分のペースがつかめるまでは、まずは良く寝て3食よく噛んで食べることから始めてみたらどうでしょう!
さて、歯周病は日本人の成人の約80%に何らかの症状があるといわれる、いわば「国民病」です。
罹患率がいまだに高く、患者さんが中々減らないのは、「よほど悪くならないと痛みが起きない」という歯周病の特徴が影響していると思います。自覚症状がないため歯医者にいかず、いざ痛くなって歯医者に駆け込んだらすでに遅かった・・・なんて事もあります。
なぜ歯周病は痛みがでにくいのでしょうか・・・
歯周病は歯周ポケットに入りこんだ歯周病菌が起こす病気です。
歯周ポケットの中で炎症が始まり、その影響で歯槽骨(顎の骨)が溶け、血や膿が出るなどしてから悪くなっていきます。その時にほとんど痛みはありません。
それは歯周ポケットが外に向かって開かれていて、血も膿も出入り自由だからです。
内圧が上がらず、圧迫されることがないため痛みが出にくいのです。
しかし、進行していくと、歯周ポケットの奥の方で炎症が起き始めます。
すると腫れた組織や膿によって内圧が高まり、外に出ようとする膿が周りの組織を圧迫し、痛みが発生する事があります。
知らない内に進行してしまう歯周病!
痛みによるサインが出にくいため「気づいた時には遅かった!・・(・ω・`)」なんて事が起こらないようにしたいですね。
自分の歯を、1本でも多く残し、なんでも美味しくたべたいですね。
痛い時・症状のあるときだけ受診したり・・・歯磨き指導を受けたからもう大丈夫・・・などと安心していると、上図のように大切な自分の歯をどんどん失うことになってしまいます!
症状がなくても、定期的に歯科検診を受けることを習慣にしてくださいね✿
一生自分の歯で食べるためには予防が一番です!