皆さん、こんにちは
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の葛島です✿
今日は最近注目されている大人のむし歯『根面う蝕』についてのお話です。最近ではむし歯予防が進み、乳歯(子どもの歯)のむし歯の数は減少傾向にあります。
しかしその反面、永久歯(大人の歯)のむし歯の数は増えているという結果が報告されています。
永久歯のむし歯といっても、特に壮年期のむし歯の数が増加傾向にあり、その中で問題になっているのが『根面う蝕』なのです!
根面う蝕とは、歯の根元部分にできるむし歯をいい、歯の根元の部分が露出してしまうことで、菌が産生する酸の攻撃を受けて発生します。
加齢や歯周疾患、間違ったブラッシングなどによって歯肉が退縮すると根面が露出してしまい、根元があらわになってしまいます
本来、歯は硬いエナメル質で表面を守っていますが、根面にはそのさんに強いエナメル質が無く、軟らかい象牙質の部分が出てくるためにむし歯になりやすいのです。
ではこの根面う蝕、どのような方法で予防をしていけば良いのでしょうか
まず有効的な方法として、フッ素の応用が挙げられます
フッ素は子どものみならず、大人のむし歯予防にも非常に効果的です☆.。.:*・
また、根面う蝕は歯周病ともとても関連深く、歯周病が進行し歯肉の退縮が進むとそれにつれて、根面う蝕も多くなります。
ですから、歯周病予防が根面う蝕の予防にも繋がります。
さらに、間違ったブラッシングでも根元部分が露出し、根面う蝕の原因を作ってしまうので、正しいブラッシングを行うことが大切です!
寒くなり洗面所での歯磨きが辛い時期になってきました…暖かいお部屋でゆっくり丁寧なブラッシングを行い、むし歯予防・歯周病予防をしましょう!
歯医者での定期検診も忘れずにお越しくださいね(´∀`)
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