こんにちは、江南市すぎもと歯科 歯科衛生士の杉本です♪
6月4日から10日までの1週間は、「歯と口の健康週間」です。
昨年までは、「歯の衛生週間」でしたが、今年からは”歯”だけでなくお口全体の健康が大切であることを明確にするため名称が変わりました。
歯を失う原因1位がむし歯だった頃のままでしたので、第1位が歯周病であるという現状にあわせた名称変更ということのようです。皆さんも、正しく覚えてくださいね★
さて、そんな中『歯周病がアルツハイマー病を悪化させることが名古屋市立大学などの研究グループのマウス実験で明らかになった・・・』との新聞報道がされました!
アルツハイマー病の患者さんに歯周病が多いことは、これまでにも知られていたことです。
しかし、医学的に研究されたものではなかったとのことで、今回は日本歯周病学会において発表するそうです。 〈5月30日 中日新聞から〉
アルツハイマー病は、風邪や肺炎など体に炎症が起きると症状が悪化するということは以前から分かっていたことのようです。
今回の研究結果により
『歯周病が引き起こす炎症が、アルツハイマー病を悪化させるタンパク質を増やしている可能性がある』と説明されています。
このサイトにも
【歯周病と全身疾患の関わり】として、糖尿病をはじめ様々な全身的な病気とのかかわりについてご説明させていただいています。
今後さらに研究がすすみ、歯周病がアルツハイマー病にどのように関わっているのか、その詳しいメカニズムが解明されれば、いろんな全身疾患の予防や進行を抑えることも可能になってくるのでは!と期待できますね。
〈2013年5月30日 中日新聞 から〉