こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の奥田です★
「もしも歯が無かったら・・・」
皆さんは、本気で想像したことはありますか?
先日「あの人のお口がにおったのはナゼ?世界一やさしい歯周病の本」という本を読みました。
とてもわかりやすく歯周病について書いてありました。
歯周病で悩んでいる方はたくさんいらっしゃいますが、すべての方にわかりやすく説明し、伝え、理解して頂くのはなかなか難しいものです。
この本は小学5年生の女の子が、電車で隣に座った若いお姉さんのお口が臭う事に気づいた所から始まります。小学5年生の女の子が、少しずつ原因が何なのかを調べて理解していくので、誰が読んでもよくわかるようになっていました。
その中の一部ですが、
歯にはどんな役割があるのか・健康な歯があるとどんないいことがあるのか、ご紹介します★
歯があるから美しい!!
口が梅干しのようにショボショボとすぼまり、なんだか顎が細長くなったみたい・・・。
歯が無くなってしまったお年寄りの顔を見て、そんな風に感じたことはありませんか?
歯周病により歯がグラグラになって抜けてしまうと、歯の周りの組織がダメージを受けて形が変わってしまいます。その結果、顎の形も変わってしまうのです。
いくつになっても若々しく、美しくいるためには、お肌の老化を防ぐだけではなく、歯を大切にする事が大切です。
歯があるから仕事に集中できる!!
歯と顎の骨の間には「歯根膜」というものがあり、それは「三叉神経」という脳の1番太い神経に繋がっています。噛む事により脳の様々な部位を活性化するのです。
・運動をコントロールする運動野
・思考やコミュニケーションを取るときに働く前頭野
・感覚を司る感覚野
・記憶の中枢である海馬
・意欲と深く関係する線条体
仕事をするとき・運動をするとき、しっかりと集中し最高の能力を発揮するには「噛む」事がとても大切です。健康な歯をしっかりと、維持していきましょう!
歯があるから笑顔になれる!!
うれしい時は口角をグッとあげ、不満なときはへの字口。怒った時は目をつり上げながら頬を膨らます・・・
気持ちに合わせて表情を変えるのは「表情筋」という顔の筋肉のおかげです。顔の皮膚の下にはたくさんの細かな筋肉があり、複雑に動いています。
これらの筋肉はモノを食べる時にも使われます。
歯が無くなれば当然使われなくなり、さまざまな表情を作る筋肉は衰えていきます。
表情豊かに人とコミュニケーションを取ってイキイキと暮らすためにも、しっかりと噛める健康な歯が必要不可欠です。
歯があるからおいしくご飯が食べられる!!
味を感じるセンサーは舌にあります、と言うことは、歯がなくても食べ物のおいしさは感じられる・・と思った事はありますか?
舌が味をキャッチし、脳が「おいしい」と感じるためにはまず「噛む」という行程をふまないといけません。
噛まずに味だけを感じても「おいしい」とはならないのです。
食べ物をお口の中で噛み砕き、いろいろな味が絶妙に混ざり合い、なんとも言えない味わいが口の中に広がり、「おいしい」という感じが味わえます。
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★歯があることの大切さ、噛める事の幸せがわかって頂けたかと思います。
充実した豊かな人生を歩むには「歯」がとても大切です。
今ある歯を大切にするために、歯周病予防(メンテナンス)を行いましょう。
すぎもと歯科でお待ちしています。
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