こんにちは(o^^o)すぎもと歯科 スマイルアドバイザー・歯科衛生士の奥田です。
11月もあとわずかとなりました。
先週の11月22日は「いい夫婦の日」でした。
イベント期間中にすぎもと歯科にご夫婦で検診にみえている方にプレゼントをお渡ししました。ご夫婦、ご家族でお口の健康を守る事はとても大切なことです。
今回は歯周病とご家族に関するお話しをさせていただきます。
私たちの身体は細菌だらけといえます。人間は一生の中で無菌の状態はお母さんのお腹の中にいる間だけです。産まれてくるとすぐに細菌感染をおこし、身体の各所で菌の増殖がはじまります。
そしてその中には定着する菌も少なくありません。
私たちは細菌と共存している状態です。
歯周病もお口の中の細菌(歯周病菌)が原因というのは歯周病のホームページでもたくさんご紹介しているので、もう良くおわかりだと思います。
そして歯周病菌は家族間で移っていきます。
唾液を介した感染が主な感染ルートなので歯周治療を行う時は 人に移さない・人からもらわない(再感染を予防する)ためにも生活を共にしている家族全ての人の治療が必要なのです。
お口の中にはたくさんの細菌がいます。
500~700種類もの菌がいます。数としてはプラーク1mgあたり、約1億個も存在しています。
この数を聞くと「大丈夫なの??」と心配になるかもしれませんが、これらの細菌すべてが歯周病や他の病気を引き起こすわけではありません。
お口の中の細菌の中には 正常細菌叢(せいじょうさいきんそう)といって健康な身体に住み着く細菌もふくまれています。正常細菌叢は外部からの病原菌の攻撃を防いでくれる細菌です。
細菌がお口の中にいることは悪い事ではありません。
バランスを保って特定の細菌(特に悪い菌)が増えないようにコントロールする事が大切です。細菌の事を極度に意識し、過剰に消毒をくり返す事はバランスを崩す原因となります。
ただ歯周病菌(細菌)の感染力はそれほど強くはありません。
ですので夫婦間、恋人同士などで一方が歯周病だったとしても、抵抗力があればそう簡単に感染することはありません。
けれど、もしも『病気・ストレス・睡眠不足』などによって身体の抵抗力が低下しているような場合には感染する可能性もあるので注意が必要です!
歯周病の原因となる悪い菌を少なくし、再感染を防ぐようにご家族で治療・予防のための検診を受ける事がお勧めです。
みなさんも1度ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか??
寒くなってきましたが、毎日の食事・規則正しい生活にも気をつけ ご家族そろって病気に負けない健康な体作りも心がけてください★★
わからない事は歯科医師・衛生士にお尋ねくださいね!
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