皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科 歯科衛生士の奥田絵利香です。
朝晩は寒いくらいになってきました、いよいよ秋ですね。昼間との気温の変化で体調を崩しやすい時です、体調管理に気を付けて過ごしましょう!
さて、歯周病の原因は歯垢ですから歯周病予防のためには、それをためない・増やさないことが基本です。 そのためにはまず、正しい歯ブラシの方法を毎日実行することです。
「歯みがきのポイント」については、7月31日のこのブログでお伝えしましたので、今日はもう少し細かくお話ししていきたいと思います。
歯ブラシの持ち方
皆さんはどんなふうに歯ブラシをお持ちですか?
基本は「鉛筆持ち」が良いでしょう!
前歯の裏側は、右の絵のように持つとうまく毛先が当たります。
握りしめて持ってしまうと、一生懸命になればなるほどついつい力が入ってしまったり、大きく動かしてしまいます。
鉛筆持ちにすることで、力をコントロールしやすく、また小さく細かく動かしやすくなります。
ただ、人によって、あるいは場所によっては、握りしめた方が磨きやすい場合もあるかもしれません。要は毛先をきちんとあてることが大事ですので、ごしごし磨きにはならないように気を付けて磨けばそれでもいいと思います。
歯ブラシの動かし方
歯ブラシの毛先を<磨こう!としているポイント>に確実に当てましょう
最初は、鏡を見て毛先が届いていることを確認しながら行いましょう!
歯と歯肉を傷つけないように、軽く細かく磨くようにしましょう。
歯周病予防のためには、歯と歯肉の境目が大事です。45度位の角度で歯ブラシを当て、優しい力で歯と歯の間にも毛先が入るよう小刻みに動かしていきましょう。
歯みがきは、歯に付いたばかりの軟らかいプラーク(歯垢)を落とすことができれば良いのですから、力は要りません。
力を入れて磨くと歯ブラシの毛先が開いてしまいプラーク(歯垢)が落とせません。さらには、歯や歯肉を痛めてしまいます。力の目安は、毛束がまっすぐなまま歯面に当たる程度で良いのです。
細かく動かしましょう
毛先を使って磨く方法がプラークの除去には効果的です。ついつい大きく動かしがちですが、歯には凸凹があるため小刻みに動かさないと、引っ込んだ所には毛先が届きません。特に、裏側や歯と歯の間を磨く時は、大きく動かすとせっかく入った毛先がでてしまいますので注意してください。
1ヶ所につき10回~20回くらい磨きましょう
プラークは粘着性が高いため、2~3回歯ブラシを動かした程度では落としきれません。
前歯や凸凹のある歯並びのところは、縦磨きもプラスしていくと良いでしょう。
磨こうとする歯の面に対して、毛先が直角に当たるように、前歯は3分割して1面ずつ当てていきます。
1日に最低一度は、時間(5分以上)をかけてゆっくりと隅々の歯垢を取り除いて下さい。可能であれば、毎食後磨くことが理想です。
とくに大事なのは寝る前です!丁寧にゆっくりと磨くことが効果的です。
歯ブラシの取り換え時
毛先がひろがってしまった歯ブラシでは、汚れが落ちないだけでなく、歯肉を傷つけてしまいます。
1か月を目安に新しい歯ブラシに取り換えましょう!
くれぐれも一生懸命になり過ぎて、歯を削りとったりすることのないよう気を付けて磨いてください。
歯ブラシ選び・磨き方などでご質問があればいつでもすぎもと歯科・歯科衛生士にお尋ねくださいね♪
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